パソコン大変記 HP作成編C「ワードの限界」

 

 

 「バナーが持ち帰れないので、送ってください。」

 当ページのリンク設定をしてくださる、というありがたい話があったのだが、数日後に先方から上記のようなメールが届いた。

 「ん?」と思って自分のページを開いてバナーを右クリックするが、なるほど、「対象をファイルに保存」が項目として出て来ない。訝しく思って他の画像も右クリックするが、すべて同じであった。おおっ、なんてことだ。我がページからは画像のコピーが出来ないのである。どうやらワードでHTMLを作成するとそうなるらしい。

 「こりゃあ、画像を無断使用されなくていいや」なんて喜んでいる場合ではない。バナーが持ち帰れないのでは話にならない。

 結局、バナーは添付ファイルで先方に送り、ついでにメモ帳を使って、バナーのGIFファイルをHTMLタグで貼り付けて、どうにか持ち帰れるようにした。

 

 だが実は、ワードでホームページ用のHTMLファイルを作成すると、他にも不都合なことがあるのだ。

 それは、ワードのHTMLファイルは、独自のタグが書き込まれるということである。メモ帳などで開くと明らかに無駄としか思えないタグが無数にある。そのため、ブラウザでの読み込みがどうしても遅い。

 それだけではない。

 トップページのカウンターは、ぷららの提供するCGIを使用しているのだが、これはワードで直接貼り付けられないため、メモ帳を使用して、<img>タグで貼り付けてある。

 ところで、トップページは更新のためにしばしば書き換える必要があるのだが、ワードで上書き保存をすると、カウンターの<img>タグを勝手に書き換えてしまい、カウンターが表示されなくなってしまうのである。

 そのため、トップページの書き換えのみ、メモ帳やフリーソフトの「ホームページマネージャー」を使用することとなった。やむなくワードを使用せざるを得ないときは、その都度<img>タグをメモ帳で新たに書き直すことになる。不便だが仕方ない。

 

 このような状況に、更なる追い討ちが加わった。

 それは、別項でパソコンを新しくしたことを書いたが、今度のOSはXPのSP2、ワードも2003バージョンと新しくなったことによる。

 で、たまたま背景画像を編集する必要性から、ワードでトップページを開いたのだが、そうしたら、なんと<marquee>タグによる文字の移動が認識されないのだ! 2002バージョンまでは対応していたというのに……。

 さらには何故か新しいパソコンでは「ホームページマネージャー」でHTMLファイルが開けない。

 

 万策尽きた。ワードの限界。トップページが手軽に更新できないんじゃ話にならない。

 いよいよホームページ作成ソフトを導入しなければ駄目な時が来たようである。

 

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