パソコン大変記　ＨＰ作成編�B「操作と中身」

　で、確かにワードを使うので文書の打ち込みや表の作成、画像の貼り付けなど操作はスムースに進むかのように思えた。「操作」はね。

　問題は中身だった。

　今まで「びいるじゃあなる」を作っていたときには、編集段階で同人各自の相互チェックがあるので、誤りや不適切な表現などがあった場合には事前に気が付いていたのであるが、今度は一人でやっているのでそうはいかない。しかもインターネットだといきなり世界中にその情報が公開されてしまうのである。

　改めてインターネットというメディアの恐ろしさを感じ、ゾッとした。

　どんな中傷や偽りを書こうとも、ノーチェックで公開されてしまうという危険性。悪意を持って利用すれば恐るべき凶器となりうる可能性。

　いきおい文章作成は慎重にならざるを得なかった。特に数字が絡んでいるときは入念に資料をチェックし、できるだけ誤りがないように心がけて書いた（でもきっと間違いはある……だろうな）。そのため、思った以上に作業はなかなか進行しなかった。

　ただ、ＨＴＭＬのファイルがある程度完成し、いざフリーのＦＴＰソフトを使ってアップロードする段になると、この作業は思っていた以上に簡単で、実際拍子抜けしたくらいである。

　「なんだ、ホームページのアップロードって簡単じゃん」と思う。

　にもかかわらず、あまり更新しないサイトって多いよね。企業や団体のものはだいたい定期的に更新するけれども、個人運営のものは何年も更新なし、というところが珍しくない。今までは「きっとアップロードするための手順がいろいろ煩雑なのだろう」と漠然と考えていたのだけれども、今回そうではないことがわかった。だとしたらなぜ……？

　それは今後、自分の身に降りかかってくることなので、おいおいわかることであろう（笑）。

 

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