パソコン大変記 パソコン本体編A「二代目パソコン」

 

 

 2000年夏に購入したノートパソコンはそれなりに気に入っていた。

 高いだけあって細部の作りがカッチリとよく出来ていて、性能的にもワープロや表計算は問題なし。音声認識や動画編集もなんとかこなしてくれた。

 しかし、パソコンの進歩の早さはいかんともしがたかった。

 私が買った後、ウィンドウズは98SE→Me→XPと次々と発展。マイクロソフトは2001年の時点で早くも98SEのサポートは2003年6月に打ち切ることを宣言した。

 サポートを打ち切られるんじゃかなわないからと、この際フリーズをめったにしないという最新のXPにOSをバージョンアップすることを検討し始め、色々と調べたところが……。

 ウィンドウズXPを安定して動かすにはメモリーは最低でも256MBは必要だとか。しかし私のパソコンは最大で256MBまでしか増設できないのだ。この落差!

 更にはOSをアップグレードすると、使えなくなったり不具合が出たりするアプリケーションもかなりあるという。

 うーん、と考え込んでしまう。そこまでして旧型パソコンに新たな投資するのはためらわれた。

 そして考え込んでいるうちに新たな事実を知った。それは私のパソコンもまだそれなりの値段で売れるということだった。

 けれども、98SEのサポートが打ち切られる頃には二束三文であろう。

 またまた考え込んだ末に決断。初代パソコンを中古で売って、XPパソコンを購入することに決めた。2002年の冬のことであった。

 買ったのは2002年の夏モデルの在庫処分品だったので、値段も下がっており、中古で売った差額を含めると10万円位で購入できたことになる。今度もノートで、CPUはペンティアム4の1.4GHz。ハードディスク容量は40Gバイト。メモリーは768MBまで増設した。

 さあ、これで今までに比べて快適な速度で作業が……と思ったら大間違い。起動も終了もさして早くない。アプリも同じ。動画編集に至ってはコマ落ちさえする。今までのマシンではなかったことだ!

 どうやらマシンのスペックが上がっても、その分OSやアプリも重くなっているのでこんなことになるらしい。

 やれやれ、今度のマシンはいつまで現役でいられることやら。

 

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